来年1月に再値上げ!火災保険の見直しは長期一括加入で
ピタットハウス保谷店売買課の渡辺です。
今日はワンポイントコラムとして火災保険のお話をします。
2019年10月に値上げが実施された火災保険ですが2020年1月に多くの保険会社の火災保険が再度引き上げられます。
◆度重なる災害に保険料は上昇傾向
近年の相次ぐ風水害によって保険金の支払いが増大していることが主な理由ですが、ここ10年で家屋の水漏れ事故を原因とした保険金の支払い件数も約2倍に増加。
80~90年第半ばに建てられたマンションブーム期の建物が、老朽化によって多数のトラブルを発生させていることが影響しており2019年10月に値上げが実施されたばかりであるものの、各社とも収支のバランス改善のために保険料値上げに踏み切ったようです。
もうひとつの背景には最長36年だった火災保険の一括加入期間が2015年10月の改定で10年に短縮されたことも、契約期間が短くなったことで、保険会社は収支予測が比較的容易になり、保険料の見直しサイクルも短くなったのです。
◆保険料値上げ傾向はしばらく続く・・・?
今回の値上げには2018年の西日本豪雨および台風21号の被害は反映されておりますが2019年の豪雨被害・今年7月の豪雨被害は未反映です。
近い将来に再び値上げとなる可能性は高く、この傾向はしばらく解消されそうにありません。
◆築浅物件では保険料引き下げ。見直しと長期一括加入の検討を!
築浅物件の保険料を割り引く「築浅割引」の割域率は大きくなる予定です。
保険料は都道府県別、構造別で大きく異なりますが、新築物件ではほぼ全面的に値下げとなっており、中には割引率が30%超えになるケースも。
もちろんご加入の保険会社や保険内容によっても異なりますので、ご自身の物件の保険料がどうなるかは保険会社にご確認ください!!
今回の改定、保険料が上がるなら改定前に長期の保険に入り直す保険料が下がるなら改定後に入り直すということも考えられます。いずれにせよ今後も値上がりが予想される中、火災保険の長期一括加入がキーワードのひとつとなりそうです。

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