原因究明はお早めに!雨漏りの調査手順
大型台風が近づくと心配なのが雨漏り!
建物のあらゆる箇所で発生するうえ、被害が広範囲に及ぶことも多く、原因特定も
難しい厄介なトラブルです。
入居者から雨漏りの苦情が入った際には早期に解決が必要。
雨漏り調査の一般的な手順を知っておきましょう。
□雨漏り調査の手順
建物の外側を調べるイメージの強い雨漏り調査ですが、最初は建物内部からスタート!
天井から水が落ちてくるとしても、その原因は上層階の漏水や、自室・隣室の配管からの水漏れの可能性もあるからです。まずは近場の給水設備で実際に水を出し、滴り落ちる水の増減を確かめます。
給水設備のテストで内部に問題がないと判断できれば、いよいよ本格的な雨漏り調査の開始です。
最初は、目視で確認できる壁や屋根の損傷、クラック(ひび割れ)に対する散水調査から。
原因となっていそうなクラックひとつひとつに水をかけては、室内で滴り落ちる水の量を確認し、原因箇所を特定するという地道な作業です。
サン牛作業が難航する場合にはサーモグラフィー調査を行うこともあります。
これは壁面の微妙な温度差を赤外線サーモグラフィーカメラで検出し、水で濡れている箇所や、雨水の浸水経路を煮付けるというもの。目視では分からない壁内の水の様子を見ることができるため、ベランダの笠木や掃き出し窓のコーキングの劣化からの浸水など、
まさか!!
な原因の特定にも役立ちます。
□解決策として大規模修繕も検討を
一般に、雨漏り調査は2万円程度から可能です。
しかし、調査が長引くと人件費が嵩み、数十万円規模になることもΣ(・ω・ノ)ノ!
こうなってしまうと調査に時間とお金をかけるより、従前による根本的解決を図ったほうが効率的なケースも出てきます。
原因不明の雨漏りがくりかえされる場合には、建物が致命的なダメージを負ってしまう前に、壁・屋根の防水メンテナンスについても検討しましょう。

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